主な収蔵品

大坂夏の陣図(若江合戦図)

おおさかなつのじんず(わかえかっせんず)

大坂夏の陣図(若江合戦図) 6曲1隻
縦156.9 横361.2cm
江戸時代
井伊家伝来資料

慶長20年(1615)の大坂夏の陣のうち、5月6日、若江(大阪府東大阪市)で井伊隊が大坂方の木村重成(きむらしげなり)隊と戦った若江合戦。この合戦で、「赤備(あかぞな)え」の井伊隊が玉串川堤を越えて木村隊に向かって突撃し、敵勢を討ち負かす場面を描きます。遠景には、右手に大坂城、左手には四天王寺が描かれます。井伊隊の活躍が画面全体に表現され、個別隊士が識別できる描き方となっています。同構図の合戦図が数点伝わりますが、いずれも彦根藩士が先祖の武勲を顕彰するため描かせた作品とみられます。

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