彦根城博物館では、令和3年度から5か年計画で、「殿様の日常生活」の解明を研究テーマとする彦根藩資料調査研究会を組織しました。本研究会は、国から文化芸術振興費補助金(文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業)を受けて、外部の日本史研究者と共同で、井伊家当主(殿様)の生活実態の全体像の解明に取り組んでいます。
本研究会が主な分析対象としている史料が「側役日記(そばやくにっき)」(彦根藩井伊家文書)と呼ばれる、殿様の側近くでその政務活動を補佐した側役(彦根藩士)が記した業務日誌です。この日誌は、殿様の行動を具体的に伝える重要な史料で、当館に約70冊が伝来しています。このうち半数以上が井伊家10代当主直幸(なおひで)の時代のものであることから、本研究会では井伊直幸に焦点を当てて分析を進めてきました。
令和7年度は本計画の最終年度にあたることから、これまでの成果を広く市民等に知ってもらうため、公開シンポジウムを開催します。5年にわたって進めてきた研究の成果と課題、今後の研究の見通しを広く紹介します。
日 時
令和8年(2026年)3月29日(日) 午後1時~午後4時30分
内 容
13:00~
開会挨拶・趣旨説明
13:05~
研究発表①「『側役日記』からさぐる直幸期の医者衆」
発表者:有坂道子氏(京都橘大学文学部教授)
13:55~
研究発表②「井伊直幸の暮らしと馬」
発表者:並木昌史氏(徳川美術館学芸部マネージャー)
14:45~
休憩
15:00~
研究発表③「井伊直幸の政務」
発表者:三宅正浩氏(京都大学大学院文学研究科准教授)
15:50~
全体質疑・全体討論
16:25~
閉会挨拶
会 場
彦根城博物館 能舞台正面見所
定 員
70名(当日受付・先着順、受付は午後0時30分~)
資料代
500円
※展示室の入室には別途観覧料が必要です。
その他
シンポジウムで取り上げる古文書を当館展示室6にて展示します。
展示期間:令和8年3月18日(水)~5月11日(月)
※4月21日(火)・22日(水)を除く






