きんらんでさやもんしょくだい
金襴手紗綾文燭台 1基 |
鳴鳳作 |
台径20.0 |
江戸時代 |
井伊家伝来資料 |
火皿と台が磁製の燭台。火皿と台は、赤絵に金彩で筋をほどこし、縁外側や柱との接合部分には紗綾文(さやもん)を描いています。鳴鳳(めいほう)は、13代井伊直弼(なおすけ)の代(1850~1860)の頃に、高級品の絵付に腕をふるった人物で、彼の作品は、細密な筆遣いや洗練されたデザインに特徴があります。鳴鳳は、花鳥や人物、風景のみならず、幾何学的な文様の表現にも秀でており、本作のように、幾何学文のみを組合わせて絵付した作品も制作しました。