そめつけきばずせんちゃわん
染付騎馬図煎茶碗 5口 |
高4.1 口径6.6 |
江戸時代 |
井伊家伝来資料 |
白磁に呉須(ごす)という藍色の釉薬で絵付を施す染付の技法で制作された煎茶碗。形態や文様は、中国・明代に制作された「祥瑞(しょんずい)」という染付磁器に倣った表現となっています。様々な文様をバランス良く組み合わせて配置した作品であり、胴の中央の円文様はとりわけ凝った表現となっています。円のそれぞれに異なる幾何学文様の縁取りをほどこし、中には、馬に乗る人物を闊達な線で描き込んでいます。口縁(くちべり)近くには、福と寿の文字が配され、いかにもめでたい雰囲気を醸し出しています。