お知らせ

2023年5月26日

令和5年度「キッズサマースクール」

彦根城博物館では、彦根市内の小学生を対象に、日本の伝統文化や歴史に親しむ「キッズサマースクール」を開催します。

昔ふうの手紙を書こう!

江戸時代の手紙の特徴や書き方などを、実物などを見ながら学び、実際に昔の書き方で手紙を書くことを通じて、手紙について楽しみながら学べます。

◆日時

①高学年(小学4~6年生)
 7月30日(日) 10:00~12:00(午前の部)
          13:30~15:30(午後の部)

②低学年(小学1~3年生)
 8月6日(日)  10:00~12:00(午前の部)
          13:30~15:30(午後の部)

*①・②いずれも各部は同内容

◆開催場所

彦根城博物館 講堂・展示室

◆講師

彦根城博物館 学芸員

◆募集対象

原則として、彦根市に在住もしくは在学する小学生

※当日の教室は、児童の方のみの参加となります。保護者の方の参観はご遠慮いただいております。

◆定員(応募者多数の場合は抽選)

①高学年:各部15名
②低学年:各部15名

◆参加費

500円(材料代・保険料)
*本スクールでの活動中の怪我等に対する補償を保険の範囲とする保険に加入します。

◆申込方法 

1. 彦根市ホームページ
「彦根市電子申請サービス」にて、必要事項をご入力ください。
(お1人様1回)

お申し込みはこちら

 

 

 

2. 申込書
必要事項を書いて彦根城博物館に持参もしくは郵送してください。申込書はこちら
※FAXでのお申し込みはありません。

◆申込期間

6月1日(木) ~ 6月23日(金) *必着

◆その他

本スクールの開催について、変更が生じた場合は、彦根城博物館ホームページに掲載します。

 

2023年5月18日

6月の一部休室のお知らせ

6月の一部展示室休室は以下のとおりです。ご来館される際はご注意くださいますようお願いいたします。

 

・令和5年6月21日(水)・22日(木) 展示室1~3休室

 

休室期間中は、彦根城・玄宮園とのセット券は販売いたしません。
※休室期間中は、料金が変更になります。詳細は、「ご利用案内」の「観覧料金一覧」をご覧ください。

2023年5月9日

令和5年度 彦根城博物館学芸員による講座

彦根城博物館の学芸員は、各自の研究テーマや担当する展示について、調査・研究を行っています。その成果や最新の知見を市民に直接伝える場として講座を開催します。これにより、当館の活動や所蔵資料、さらには日本の歴史や美術にも関心を持ってもらおうとするものです。

 

1 開催日・演題・内容・講師

①令和5年6月3日(土)

私の研究最前線 「菊満香―琳派に魅せられた幕末の女性画家―」(髙木 文恵)
幕末期、近江国の湖東・湖北地方を舞台に、菊の絵をよく描いた「菊満香(きくまんこう、万香)」と称される女性がいました。謎に包まれた満香について、現時点で分かったことを紹介します。

②令和5年7月22日(土)

私の研究最前線 「大殿様井伊直中と槻御殿」
(渡辺 恒一)

文化9年(1812)に隠居した11代直中(なおなか)は、20年近く、彦根の槻御殿で暮らしました。当時の直中の活動や、子の直弼ら周りの人びととの関係など、その暮らしぶりを紹介します。

③令和5年8月19日(土)

企画展「仰ぎて天文を見る」関連講演会

「江戸時代における天文の理解について」
(荒田 雄市)
江戸時代の人々は天文現象をどのように理解していたのでしょうか。著書で天体の運動を論じた国学者長野義言(ながのよしとき)など彦根ゆかりの人物の事例もあわせて紹介します。

④令和5年8月26日(土)

私の研究最前線 「彦根城下のなかの足軽」
(北野 智也)

彦根藩では1000人を超える足軽を37組に編成し、城下の善利橋などに集住させました。本講では、新出資料をもとに各組の居住分布を復元し、彦根城下と足軽組の関係に迫ります。

⑤令和5年9月16日(土)

企画展「関東大震災から100年 災害と井伊家伝来資料」関連講演会

「災害と井伊家伝来資料」(茨木 恵美)
井伊家伝来の美術品と古文書は、明治29年(1896)の琵琶湖大水害や大正12年(1923)の関東大震災によって甚大な被害を蒙りました。これら被害の実態を、罹災資料を紹介しながら改めて振り返ります。

⑥令和6年1月13日(土)

私の研究最前線 「彦根藩領の湊と船―船役所の機能を中心に―」(荒田 雄市)
彦根藩船役所は藩領内の湊や船、漁業などの支配に当たっていました。その職掌・機能や湊の様相について、水主小頭(かここがしら)であった磯崎家に伝わった古文書などから考えます。

⑦令和6年2月24日(土)

私の研究最前線 「石黒務―明治に活躍した旧彦根藩士―」(早川 駿治)
明治期に福井県知事等の地方官僚を勤めた石黒務(いしぐろつとむ、1840~1906)は、他方では井伊家等に関わる資料の収集・考察をしていました。その足跡をさまざまなところに残す彼の人物像を紹介します。

⑧令和6年3月9日(土)

私の研究最前線「「暮物伺」から見た彦根藩武家奉公人の実像」(柴﨑 謙信)
彦根藩各役所の武家奉公人の昇給は、年末に目付 から藩主に提出された「暮物伺(くれものうかがい)」という書類をもとに実施されました。この人事手続に見える彼らの実像を紹介します。

⑨令和6年3月16日(土)

私の研究最前線「井伊直忠の能稽古と梅若家」(茨木 恵美)
井伊家15代直忠(なおただ、1881~1947)は、観世流の梅若万三郎(うめわかまんざぶろう)らに師事し、その生涯を能に捧げた人物です。直忠が実際にどのように稽古を行っていたのかを、梅若家との書簡などから探ります。

 

2 開催時間

午後2時から90分程度

3 会場

彦根城博物館 講堂

4 定員

各回50名

5 費用

資料代 各100円(彦根市内の中学生以下は無料)

6 受付

当日先着順(午後1時30分より受付開始)

7 問い合わせ先

彦根城博物館学芸史料課「講座」係
〒522-0061 彦根市金亀町1番1号
TEL0749-22-6100 FAX0749-22-6520

8 その他

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、講座の開催を変更する場合があります。

2023年4月21日

『彦根城博物館 研究紀要』第33号を刊行しました

このたび、『彦根城博物館 研究紀要』第33号を刊行しました。この紀要には、当館学芸員の日頃の研究結果をまとめた資料紹介2編を収録しています。

本書は、当館ミュージアムショップで頒布します。当館への電話によるご購入も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

名  称:『彦根城博物館研究紀要』第33号
判  型: B5判
ページ数: 64ページ
印  刷: オフセット単色印刷

収録内容
⑴資料紹介 彦根藩井伊家当主の外出記録―「御出留」(文化九年・十年)―
  荒田 雄市・渡辺 恒一
⑵資料紹介 「添乳之枕」
  北野 智也

※それぞれの概要文はこちら

 

詳しくは「彦根城博物館研究紀要」のページをご覧ください。

2023年3月24日

木俣清左衛門家文書が滋賀県の指定文化財に指定されました

このほど、当館所蔵の木俣清左衛門家文書605点が滋賀県指定有形文化財に指定されました。

木俣清左衛門家文書は、彦根藩の筆頭家老であった木俣清左衛門家に伝来した古文書で、平成24年度に彦根市が購入しました。

605点の中には、徳川家康や明智光秀あるいは江戸幕府の要職にある者など、戦国時代末期から江戸時代前期にかけての有力大名などからの書状が数多く残されています。他にも、彦根藩政や木俣家の家政運営が分かる資料や、近代に男爵に叙せられた同家の資料なども豊富に残っています。これらは、1点だけでも見どころのある、優れ物揃いです。

当館では、これを記念して、5月19日~6月20日に、テーマ展「滋賀県指定有形文化財 指定記念 彦根藩筆頭家老木俣清左衛門家文書」を開催します。粒揃いの古文書をこの機会に是非ご覧ください。

 

徳川家康自筆書状

 


 

 

 

 

 
 

明智光秀感状

2023年4月6日

令和5年度 教室「古文書のみかた 初級編」

 「彦根藩井伊家文書」(重要文化財)などをテキストに、古文書解読を基礎から学ぶ「古文書のみかた 初級編」を開催します。

1 開催日程

令和5年(2023年)5月27日、6月10日、6月17日、7月1日、7月15日、8月5日

(全6回)いずれも土曜日 午後2時から4時まで

2 講師

学芸史料課史料係 学芸員

3 会場

彦根城博物館 講堂

4 費用

テキスト代 500円

5 定員

30名(定員を超えた場合は抽選します。なお、その際は前年度未受講者を優先します。)

6 申し込み方法

次の①または②の方法でお申込ください。

①往復はがき
往信の裏面に住所・氏名(ふりがな)・電話番号を、返信の宛名面に住所・氏名を明記の上、以下の住所までお送りください。(お1人様1通)

〒522-0061
滋賀県彦根市金亀町1-1
彦根城博物館学芸史料課「古文書のみかた」係

②彦根市ホームページ
「彦根市電子申請サービス」にて、氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、メールアドレス、電話番号をご入力ください。(お1人様1回)

申し込みページはこちら

 

 

 

 

7 申し込み期間

令和5年(2023年)4月1日(土)~4月21日(金)必着

8 その他

*受講の案内は、5月2日(火)以降に通知します。
*「古文書のみかた 中級編」の開催は9月から11月、募集は7月の予定です。

 

2023年1月19日

令和5年度 博物館実習の実施について

彦根城博物館では、学芸員養成課程履修者を対象に博物館実習を実施します。
当館での実習を希望の方は、以下の実施要項を確認の上、所定の手続きをおこなってください。

令和5年度博物館実習実施要項

2023年2月28日

令和4年度 彦根藩資料調査研究会 公開研究会
「殿様の外出―井伊家十代当主直幸による鷹狩りと寺社参詣を中心に―」

 彦根城博物館では、令和3年度から5か年計画で、「殿様の日常生活」の解明を研究テーマとする彦根藩資料調査研究会を組織しました。本研究会は、国から文化芸術振興費補助金(文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業)を受けて、外部の日本史研究者と共同で、井伊家当主(殿様)の生活実態の全体像の解明に取り組んでいます。
 本研究会が主な分析対象としている史料が「側役日記(そばやくにっき)」(彦根藩井伊家文書)と呼ばれる、殿様の側でその政務活動を補佐した側役(彦根藩士)が記した業務日誌です。この日誌は、御殿の政務空間における殿様の行動を具体的に伝える重要な史料であり、当館に約70冊が伝来しています。このうち、半数以上が井伊家10代当主直幸(なおひで)の時代に連続して作成されていることから、本研究会ではまず井伊直幸に焦点を当てて分析を進めることとし、令和4年度も昨年度に引き続き同史料の研究を進めてきました。
 本年度末に開催する研究会は、広く市民等も参加可能な公開研究会とし、これまでの分析で明らかになった井伊直幸の外出について取り上げることとします。直幸は、他の井伊家当主と同様に、彦根に在国している間、鷹を使って獲物を捕る鷹狩りや、井伊家の菩提寺である清凉寺への寺社参詣などをたびたび行いました。これらの外出において直幸は、どの道を通って目的地へと向かい、道中や目的地では具体的に何をしていたのでしょうか、またこれらをどのような人たちが支えたのでしょうか、こうした点を詳細に明らかにし、紹介します。

日 時

 令和5年(2023年)3月26日(日) 午後1時~4時30分

タイトル・発表者

  • 「『側役日記』から見る井伊家の鷹狩り」
     竹内光久(当館学芸員)
  • 「井伊家十代当主直幸の寺社参詣」
     北野智也(当館学芸員)
  • 「『側役日記』に見る馬―明和五年の記事を中心に―」
     並木昌史氏(徳川美術館学芸部マネージャー(学芸員))
  • 質疑応答・全体討論
     司会:渡辺恒一(当館学芸員)
    ※タイトルは変更になる場合があります。

会 場 

 彦根城博物館 能舞台正面見所

定 員 

 60名(当日受付先着順、受付は午後0時30分~)

受講料

 500円

関連展示

 本公開研究会で取り上げる古文書の一部を展示します
 会 場:彦根城博物館 展示室6
 会 期:令和5年3月18日(土曜日)~令和5年5月15日(月曜日)
 ※展示室の入室には別途観覧料が必要です
 (通常500円、一部休室の4月18日(火曜日)・19日(水曜日)は300円)

2022年10月7日

新収蔵資料「井伊直政書状 酒井三郎右衛門尉宛」を公開します

 このたび、彦根城博物館で「井伊直政書状 酒井三郎右衛門尉宛」の寄贈を受けました。あわせてお披露目の公開をしますのでお知らせします。

1 公開作品

井伊直政書状 酒井三郎右衛門尉宛
(いいなおまさしょじょう さかいさぶろうえもんのじょうあて)
 点  数:1巻
 法  量:(縦)16.6cm×(横)82.3cm
 制作年代:年未詳(戦国時代)9月28日
  ※あわせて装幀されている石黒務(いしぐろつとむ)の解説文(後述)も展示
   します。

2 史料の寄贈者

 中野修身(なかのおさみ)氏(71歳)。なお、母が酒井氏(ただし、江戸時代以降は「酒居」と苗字の字を改めています)の子孫にあたります。

3 公開作品の概要

 彦根藩井伊家初代で、徳川家康のもとで活躍した井伊直政(1561~1602)が、酒井三郎右衛門尉に宛てた書状です。井伊氏と酒井氏は婚姻関係のある近しい一族だったと考えられ、江戸時代には井伊家の家臣になっています。
 書状では、酒井から手紙や鮭を贈ってもらったことに直政が御礼を述べ、直政の煩いが治ったので下向するという直政自身の近況を伝えています。歴史的な事件と関わるような内容は見られませんが、直政からこのような書状を直接もらっていること自体が、井伊家と酒井氏との親しい関係を示していると言えましょう。
 巻子には、明治23年(1890)に井伊直政書状について記した石黒務(1840~1906)の解説文もあわせて装幀されています。石黒務は、旧彦根藩士で、明治時代に地方の官職を勤めたのち、井伊家の近くで活動し、井伊家や彦根藩に関わる史料の収集・考察にも取り組んでいた人物です。石黒は、この解説文で、酒居氏は当初は直政の他の家臣とは違い客分であったため厚い待遇を受けていたこと、また、井伊直政が酒居氏に書状を送ったとしても怪しむことではなく、井伊直政の真蹟であることに疑いないことを述べています。
 なお、この史料は旧彦根藩士の歴史研究者中村不能斎(なかむらふのうさい)により明治時代に翻刻されており(「中村不能斎採集文書(なかむらふのうさいさいしゅうもんじょ)」、東京大学史料編纂所所蔵)、以前からその存在は知られていました。今回その原本が発見された形になります。
 井伊直政書状は戦国時代の書状の貴重な原本であり、石黒務の解説文も明治時代の歴史研究の活動も窺える史料として高い価値があります。

4 公開期間

 令和4年(2022年)10月7日(金)~12月6日(火)
  開館時間:午前8時30分~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)

5 会場

 彦根城博物館 展示室6(常設展「“ほんもの”との出会い」の会場内)

6 観覧料

 一般 500円(450円)
 小・中学生 250円(170円)  ( )内は30名以上の団体割引料金
  *企画展と常設展「“ほんもの”との出会い」ともにご覧いただけます。

 

井伊直政書状、酒井三郎右衛門尉宛

石黒務解説文

 

 

 

 

 

 

2022年8月30日

企画展「上田道三 ―彦根の歴史風景を描く―」を開催します

令和4年10月8日(土)~11月7日(月)までの会期で、企画展「上田道三 ―彦根の歴史風景を描く―」を開催します。

上田道三(1908~84)は彦根に生まれ、京都や奈良で絵を学んだのち彦根に戻り、城郭や古民家等を愚直に描き続けた画家です。本展では、道三が描いた彦根の風景画を中心に、画壇で活躍した若き日の作品も展示し、その画業の全貌を紹介します。

 

ちらし表面・ポスター           ちらし裏面

企画展「上田道三 ―彦根の歴史風景を描く―」ちらしPDF

 

 

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