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くろうるしぬりしょうちくばいまきえはさみばこ
外出時に必要な衣類などを持ち運ぶための箱。13代井伊直弼(なおすけ)の息女弥千代(1846~1927)が、安政5年(1858)、高松藩松平家世子頼聰(よりとし)に嫁ぐ際に調えられた婚礼調度の一つです。黒漆に金蒔絵で井伊家の家紋である橘紋と松竹梅の模様が華やかに表現されています。