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くろうるしぬりささからくさまきえごばん
碁盤・将棋盤・双六盤は三面(さんめん)と呼ばれ、婚礼調度の定番でした。14代井伊直憲(なおのり)の正室として有栖川宮家(ありすがわのみやけ)から迎えられた宜子(よしこ)が持参した婚礼調度です。黒漆塗りに笹をあしらった唐草文を蒔絵し、有栖川宮家の家紋である三ツ横菊紋を散らしています。