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しゅうるしぬりこんいとおどしぬいのべこしとりにまいどうぐそく
8代井伊直定(なおさだ)所用と伝える具足。天衝脇立(てんつきわきだて)とは別に菖蒲の葉を象った前立(まえだて)を装着し、肩には大袖をつけるなど、現存する歴代甲冑の中で最も装飾性豊かな1領です。菖蒲は、武道を重んじる意味を持つ「尚武(しょうぶ)」に音が通ずるため、武家に好まれた意匠です。