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りゅうてき めいかちょうまる
中国起源の横笛。兵庫県の鶴林寺に伝来した笛で、嵯峨天皇(786~842)寄進と伝えています。制作年代はそこまで遡ることはないでしょうが、それでもかなりの古管とみえます。笛筒は江戸時代後期の制作で、文様は銘にふさわしく、桜の折枝と尾長鳥。底の金具も桜花文とする念の入れようです。