とくがわいえみつしょじょう いいなおたかあて
徳川家光書状 井伊直孝宛 1通 |
重要文化財 |
縦46.8 横65.0cm |
江戸時代 寛永年間(1624~1644) |
彦根藩井伊家文書 |
3代将軍徳川家光から井伊直孝に宛てた自筆書状。寛永9年(1632)に大御所徳川秀忠が亡くなり、親政を開始した家光は、直孝へ絶大な信頼を寄せます。ただ、一時期、直孝に対する不信の噂があり、それを否定したのが本状です。本状の背景には、家光が将軍就任早々より厳しい命令を下したり、その後も神経的な病気にかかったため、幕閣との意思疎通が不充分な状態にたびたび陥っていたことがあります。