べつだんぞんじよりがきしたがき
別段存寄書下書 1通 |
重要文化財 |
井伊直弼筆 |
縦25.5 横224.1cm |
江戸時代 嘉永6年(1853)8月 |
彦根藩井伊家文書 |
ペリー退去後、幕府はアメリカ大統領の国書とペリー書翰を諸大名・幕府有司らに見せ、対外策について意見を求めました。井伊直弼(なおすけ)は、幕政を後見する立場から、2度にわたり意見書を提出しました。本書は最初の意見書(初度存寄書)に続く2度目のものです。アメリカとの戦争を避け、積極的な交易をし、航海術や海軍調練を行い、外国に対抗していくこと、場合によっては鎖国へ戻すことを主張しています。