主な収蔵品

青磁香炉

せいじこうろ

青磁香炉 1口
高5.6 口径5.4cm
中国・明時代
井伊家伝来資料

胴部に上下2条の筋をめぐらし、内側に傾く煙返しのある一重口、文様を浅く陰刻した三脚を持つ、小ぶりの香炉です。青磁釉は緑がかった発色を示し、粗い貫入が生じています。元禄7年(1694)3月10日、5代将軍徳川綱吉の阿部正武(あべまさたけ)邸御成(おなり)の際、同行した4代井伊直興(なおおき)が拝領したと伝えています。「宮王肩衝茶入(みやおうかたつきちゃいれ)」とともに欅(けやき)材刳貫(くりぬき)箱に入って伝来しました。

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