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たけずんぎりはないけ
生け口を一文字に切った寸切形で、下辺を不整形に削り落とした掛花生。竹の黒ずみを残し、干割れには鎹を打って、作品の表情としています。箱書から、「宗関」を号した江戸時代前期の茶人片桐石州(かたぎりせきしゅう)(1605~1673)の作として伝来しました。石州は、4代将軍徳川家綱(いえつな)に仕え、幕府茶頭として武家の茶の湯を先導した大名茶人