こせとかたつきちゃいれ めいなつやま
古瀬戸肩衝茶入 銘夏山 1口 |
高11.0 口径4.8cm |
室町時代 |
井伊家伝来資料 |
大ぶりの唐物写しの茶入。端厳な作風をよく写しています。器体は薄手で、素地の部分には轆轤(ろくろ)目が見られ、灰褐色の釉薬に黒飴釉を乱れ掛けています 小堀遠州(こぼりえんしゅう)の手分けにより、藤原盛房の古歌「夏山の青葉まじりの遅桜初花よりもめづらしきかな」を引いた「夏山」の銘を持ちます。酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)から公卿風早実積、豪商三井高勝を経て、井伊家の所有になりました。紺地大牡丹唐草文金襴仕覆・薄茶地牡丹唐草文金襴仕覆・薄茶地格子文金襴仕覆・間東仕覆が付属します。