主な収蔵品

能面 大童子

のうめん おおどうじ

能面 大童子 1面
洞水満昆作
木造(ヒノキ材)・彩色
面長20.8cm
江戸時代
井伊家伝来資料

童形の面ですが、跳ね上がった太い眉根を寄せ、目を見張って瞋恚の表情を示す異色の作です。目と歯先には金泥をさして霊的な要素を示し、ただならぬ凄まじさが感じられます。「大江山」の悪鬼、酒呑童子にふさわしいといえるでしょう。鳥取・池田家伝来の1面。洞水(どうすい)(?~1729)は、大野出目家5代の面打。

関連する作品

HOME >主な収蔵品 > 能面 大童子