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のうめん やせおとこ
生類殺生の罪で地獄に落ち、幽冥をさまよっている霊の面。肉が落ちて頬骨が突出し、目は落ち窪み、口元も力がありません。地獄の呵責に苦しむ憔悴しきった面貌にあらわされます。長雲(ちょううん)(?~1774)は、大野出目家8代。江戸時代後期の面打の中では上作と評されていました。加賀・前田家伝来。