あついた(しろじせいがいはにくさばななどいりせんすちらしもんよう)
厚板(白地青海波に草花など入扇子散文様) 1領 |
丈150.8 裄68.3cm |
江戸時代 |
井伊家伝来資料 |
白地の全体に金糸で青海波を織り詰め、扇面流しの構成とします。扇は開いたものから畳んだものまで多彩。扇面には春蘭、鉄線、菊、桜花、楓葉などの四季の草花、州浜、そして七宝繋や斜格子、三ツ亀甲などの割付文様がおさめられています。腰の中央で絵羽付(えばづ)けされ、各扇の配置にはなみなみならぬ工夫がみられます。江戸時代を通じて流行した扇面意匠の屏風に通ずる親近感があります。