しちごんこし「しゅんこうかげつのよ」
七言古詩「春江花月夜」 1巻 |
龍草廬筆 |
絹本墨書 |
縦34.3cm |
江戸時代 天明3年(1783) |
井伊家伝来資料 |
唐の白楽天の古詩を龍草廬(たつそうろ)(龍公美(りゅうこうび)とも 1715~92)が書写したもの。草廬は、伏見御香宮(ごこうのみや)に生まれた儒学者。京で活躍し、その名声は彦根にも伝わり、彦根藩の儒学者として迎えられました。本作品は、天明3年(1783)2月、藩主井伊直幸(なおひで)の命により呈上(ていじょう)したもの。彼の得意とする気品高い流麗な書体で書かれています。