あわせかりぎぬ (こんじびしゃもんきっこうにししとうんぱんもんよう)
袷狩衣(紺地毘沙門亀甲に獅子と雲版文様) 1領 |
丈163.0 裄98.0cm |
江戸時代 |
井伊家伝来資料 |
紺地金襴の1領。全体に大ぶりの毘沙門亀甲繋を割付け、獅子と雲版(禅宗寺院で用いる法具)とを上文様風に配しています。金と紺の強烈な色彩のコントラストと、毘沙門亀甲のとげとげした感覚があいまって、目の覚めるような新鮮な印象があります。四肢を踏ん張って後方を振り向きざまに威嚇する獅子の姿は、ことに躍動感にあふれ、唐様の美の典型を示します。加賀・前田家伝来。