このたび、彦根城博物館の正月行事となっております「具足飾」の展示を行いますのでお知らせします。
1 展示期間
令和7年(2025年)1月1日(水・祝)~1月10日(金)
開館時間:午前8時30分~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
2 会場
彦根城博物館 展示室2
※展示室の入室には観覧料が必要です。
一般 700円(560円)
小・中学生 350円(280円) ( )内は30名以上の団体割引料金
3 展示の趣旨
武家が鎧(よろい)を飾って祝い事をする風習は、室町時代から始まったとされます。出陣や凱旋をはじめ様々な祝い事がありましたが、飾りの形式が整えられたのは江戸時代に入ってからのことです。
正月には、具足(ぐそく)とともに太刀(たち)・弓具が飾られ、鏡餅が供えられました。正月11日には、この餅を開いて食する習いとされました。
4 展示作品
【具足】
滋賀県指定有形文化財 朱漆塗萌葱糸威縫延胸取二枚胴具足(しゅうるしぬりもえぎいとおどしぬいのべむなとりにまいどうぐそく) 1領 江戸時代
彦根藩井伊家10代・直幸(なおひで、1731~1789)所用と伝える具足の1つ。朱漆を基調とし、兜に金箔押しの大天衝(おおてんつき)を脇立(わきだて)とした、いわゆる「井伊の赤備え」の形式です。
【太刀】
太刀拵(たちごしらえ) 1腰 江戸時代
【弓具】
重藤弓(しげとうのゆみ)1張 江戸時代
【燭台】
鉄燭台(てつしょくだい)1対 江戸時代
【三宝】
黒漆塗橘紋蒔絵三宝(くろうるしぬりたちばなもんまきえさんぽう) 1基 江戸時代