かいらぎざめくろとぎだしさやだいしょうこしらえ
梅花皮鮫黒研出鞘大小拵 1腰 |
総長(大)107.0 (小)75.4cm |
江戸時代 |
井伊家伝来資料 |
12代井伊直亮(なおあき)の正式(しょうしき)大小拵につく替鞘(かえざや)の拵。鞘にみる梅の花を散らしたような華やかな文様は、梅花皮鮫(かいらぎざめ)の皮を巻き、その上から漆を塗って研(と)ぎ出してあらわしています。縁(ふち)、目貫(めぬき)、鐔(つば)などの金具は、「遊魚」「波に亀」「波に蛸」「波に三日月」など海に取材した意匠を採り入れ、拵全体を海とその生物で統一しています。