主な収蔵品

刀 無銘 伝長船倫光

かたな むめい でんおさふねともみつ

刀 無銘 伝長船倫光 1口
刃長69.0 反り1.3cm
南北朝時代
井伊家伝来資料

初代井伊直政(なおまさ)の指料(さしりょう)で、2代井伊直孝(なおたか)、3代井伊直澄(なおすみ)へと伝えられたもの。鍛(きたえ)は板目肌(いためはだ)に杢目(もくめ)が交じり、刃文は浅いのたれに互(ぐ)の目(め)が入り、小沸(こにえ)つき、備前長船派倫光の作と伝えます。本来かなりの長身。江戸時代の『埋忠刀譜(うめただとうふ)』には、正保4年(1647)に埋忠寿斎が江戸で磨上(すりあ)げ、倫光の銘は「クチ(朽)申候」と記されています。

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