たちばなもんきんぞうがんひなわじゅう
橘紋金象眼火縄銃 1挺 |
銘国友藤兵衛充俶 |
総長124.9cm |
江戸時代 |
井伊家伝来資料 |
天文12年(1543)、鉄砲が伝来して以来、各地で鉄砲鍛冶が生まれました。近江国国友(くにとも)村(滋賀県長浜市)を本拠地とする国友鉄砲鍛冶は、江戸時代初期からの幕府御用鉄砲鍛冶。彦根藩とも関係が深く、寛政年間には国友(くにとも)藤(とう)兵衛(べえ)一貫(いっかん)斎(さい)が彦根藩御用をつとめました。この銃は、国友鉄砲鍛冶10代で幕末期に活躍した充俶の作。井伊家の橘紋を象嵌(ぞうがん)しています。