むしゃかっせんずだいしょうつば
武者合戦図大小鐔 2枚 |
銘 (大)江州彦根住藻柄子喜多河入道宗典製(花押) (小)江州彦根住喜多川藻柄子入道宗典行年七十三歳製 |
直径(大)8.2 耳厚0.3cm (小)7.9 耳厚0.4cm |
江戸時代 |
井伊家伝来資料 |
大小とも赤銅(しゃくどう)魚子(ななこ)地(じ)に武者合戦図を高彫色絵であらわします。銘に切られた喜多(きた)河(がわ)宗典(そうてん)は、江戸時代中期に彦根中薮(なかやぶ)に住した彫金工。藻柄子(もがらし)は入道名。彦根彫と呼ぶ美濃彫の流れを汲んだ彫金を創始し、主に秋草図や武者合戦図を得意としました。宗典作の彦根彫鐔は江戸で人気を博し、珍重されたといいます。